第4章 撤退

ランチでずっしりと重い腰となってしまったが、外に出ると昼を過ぎても変わらないイイ天気がおいでおいでをしている。
これでは、行かないわけにはいかないう。なにせよ、登頂成功率が圧倒的に低い秋田駒ケ岳なのである。重い腰にムチを入れて、とりあえず阿弥陀を目指す。


順調に登っていくと、次第に雲が濃くなってきたのは気のせいか。いや、どうやら気のせいではならしい。雪が舞いだし、風も出てきた。 浄土ヶ原手前の尾根上、まもなくピークというところで雲に巻かれてしまう。OH MY GOD。
時折、雲の切れ間が来るものの次第に濃くなる気配は消えない。


縦長になったパーティが集まるのを待って作戦会議。
斜面の起伏も分からなくなり、このままではホワイトアウトになるのは間違いない。
先ほどまでみえていた男女岳の斜面に後ろ髪を引かれながらも、勇気ある撤退を決断。
さあ、降ろうか。





(続く)

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